鈴虫(スズムシ)の飼い方(育て方)


4月初旬〜6月下旬(関東地方基準) 鈴虫(スズムシ)の卵を孵化させます。



卵の孵化率は70%位です、気温24度以上になってから孵化の準備をしてください。
水で濡らす事で命のスイッチが入ります。

積算温度650度〜で徐々に孵化が始まります。
積算温度とは、農業で持ちる計算式で、1日の平均気温が24度だとすると、24度×27日=648度です、27日と数時間で孵化が始まる計算になります。
【注意】
地域によって外気温も違いますし、1日の平均気温も変わりますし、鈴虫の個体差があります。




【管理人流失敗しない孵化の準備】




湿らせた水コケを用意します。
容器は何でもいいです、管理人はプリンカップを使っています。



↑湿らせた水コケ。


湿らせた水コケの上から、鈴虫(スズムシ)の卵を、土ごとパラパラと撒きます。


↑パラパラ!


水分が足りないようなら霧吹きで水分を吹き足して下さい。


↑吹き吹き!


水分の蒸発を防ぐ為にフタをします。
セットした日にちをフタなどに書いておくと後で分かりやすい!



↑後は孵化まで待ちましょう。

約20日〜40日で孵化が始まります、暖かいと5日ぐらいで孵化が始まります。




孵化を失敗させない為には?

孵化の時点で失敗すると、翌年まで待つ事になります、孵化を失敗をさせない為の注意事項です。



◆一度湿らせた卵を再度乾燥させると卵が死滅します。


◆孵化には酸素も必要です、水没させると卵が死滅します。


◆昼夜の温度差の少ない所で保管して下さい。


◆セット後は、あまり強い衝撃を与えないで下さい。


◆卵は信頼できるルートで購入して下さい。
ホームセンター等で販売されている成虫は、避妊されているので、卵を産ませても無精卵になる場合があります。
「鈴虫は交尾をしなくても卵を産みますが、当然無精卵になります。」
そう言った卵をネットオークションで販売しいているケースをよく見ます。


◆孵化の準備をしてから、遅霜など気温が下がる事があると卵が死滅する事になるので1度に全ての卵を準備させてしまわず、2度3度と分けて準備して下さい。 「リスクの分散」
孵化を数回に分ける事で、成虫になる時期もずれるので、長い間音色を楽しめます!


◆全工程でカルキの入った水道水は使わないでください。


◆全ての工程で手を洗ってから作業して下さい、もしくはゴム手袋などはめて雑菌が入り込まない様に。


東北地方や北海道など、外気温の低い地域は冷温庫などで孵化の準備をしてもいいと思います。


   
↑飲料水用の冷温庫、Amazon にて購入いただけます。

決められた温度に設定すれば、外気温が高くても低くても温度を一定に保ってくれる優れもの!
車にも搭載出来て値段も1万円程でお財布にやさしい。









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